自然栽培 大豆の脱穀

平成28年11月6日 更新

道南地域には、またまた嵐が来ていました。
風雨に加えて雪も少し降り、つま先からじんわり痛むような寒さ。

今日は、先日手刈り収穫した大豆を脱穀です。

自然栽培の野菜には共通することですが、窒素を自力で供給する育ち方なので
作物の茎や葉っぱが肥大せず、普通の栽培法の野菜と比べてコンパクト。

肥料(栄養)をやらないので、体は小さいけど、
豆は虫食いが少なくて大粒に育ち、無駄がない体型という感じです。

北海道というと、すべて機械収穫というイメージを持たれますが、
うちは少量の豆類は鎌を使って根際から刈り取る収穫方法です。

機械刈りだと実入りの良い豆は莢がはじけて飛んでいってしまい、
せっかくの希少な豆が無駄になってしまいます。

化学物質の苦手なお客さんが多いから、
機械の排煙もなるべく つけたくないですしね・・・。

以前使っていた木製の脱穀機(何時代のか不明なくらい古い)が
教材として学校に展示されてしまい、

なんだか不便かも?と思いつつ、これまで叩き棒でたたいて脱穀していましたが、
今年は、小型の足踏み式脱穀機を導入してみました。

ペダルを踏むと鉄製のトゲの付いた筒(ドラム)が回転し、
豆の枝をそこに押し付けることで、莢が割れて豆が出てくる仕組みです。

ペダルがとても重いので、回転させるだけでむずかしい。
踏むタイミングが悪いと、止まってしまいます。

さっそく、大豆を入れてみましたところ・・・

痛い!!

流されることに納得しない豆たちが、たまに顔に向かって飛んでくる!
自分の足踏みで操作しているだけなのに、なんか乗り物酔いする!

それでも、叩き棒より快調に仕事が進みます。
半日がかりで、2種類の豆が脱穀できました。

箕(み)でゴミをとり、今日の作業は終了です。

大豆の莢の毛と土が飛ぶので、鼻がむずむずし
たいへんなことになっています。

でも、よく太ってツヤもよく、良い豆です。
選別作業が楽しみだな。



白瀬農園ネットショップはこちらから。

 いつもきてくださってありがとう。ランキングに参加中です。
↓どれかポチッと押して頂けると自然農法の宣伝ができ、励みになります。

にほんブログ村 花・園芸ブログ 自然農・自然農法へ




スポンサーサイト

テーマ:野菜づくり
ジャンル:趣味・実用

大豆の手刈り収穫と島立て

平成27年12月4日 更新

道南駒ケ岳の麓にある、通称『山の畑』。
昔は富士山みたいな円錐形だったのが、噴火で1/3が吹っ飛んでしまい現在の形の山に。
薄オレンジの軽石状の噴石や、古代からの森の炭が出土しゴロゴロした火山灰土の畑です。
CIMG3262 (800x482)


着雪前の大豆圃場の様子。

残念ながら、ここはまだ全部が自然農法ではありませんが、
今年は『自然農法転換期間中(1年目)』の畑が一枚増えました。

広くて手間が掛かるので一気には増やせませんが、
そのうち全部自然に切り替えたいです。
CIMG3266 (640x427)
一面に育った大豆を豆刈り鎌やカット機で根際から刈り取り、
適宜の量を立てて島にし、天日で乾燥させていいるところです。

隣が自然のかぼちゃ畑になっており、
取り残したかぼちゃを狙ってくるエゾ鹿が、豆を蹴散らしていくので厄介です。

北海道の農業ではビーンスレッシャーなどの大型機械で収穫しながら脱穀し、
生乾きの豆を電気や石油を使った乾燥機で一気に豆乾燥プールで乾かすのが一般的ですが、
当園では、昔ながらの「島たて」や「にお積み」なので、手間も人手も掛かります。

お米もシイタケも、天日乾燥と機械ではおいしさや栄養価、保存性などの品質に差が出る。
手間が掛かったぶん、目には見えない価値があると思う。多分。

「西洋医学の祖といわれるヒポクラテスは、
『人間は自然から遠ざかるほど病に近づく』という名言を残し、
アメリカでは『自然欠乏障害』という病気もできている」

フランスには、環境を整えて自己治癒力向上に生かす「ミリューセラピー」という考え方があると、
朝霧高原診療所の山本院長さんが講演していた。
統合医療の世界的権威の日本初の直弟子という人です。

「人間は自然から離れるほど病気に罹りやすくなる。射光カーテンの部屋で、
電子音の目覚ましで起き、工場で作られたコンビニの弁当を食べ、
癒やしのための音楽もCDや機械から流れてくる。
この現代生活のどこに自然があるというのか」……

自然農法や有機農法には、「安全な食べものを提供する」ほかに、
「人間らしい、自然に寄り添った環境を永続させていくこと」の大事さを認識してもらう、
社会的な仕組みを作るための入り口の役目があると思っています。

20世紀の医療は、病院の中ですべての治療が完結する『病院医療』だったのが、
21世紀になって世界中で現代医療システムに破綻が生じてきたため、
WHOでは「健康支援環境」という概念が提唱されはじめました。

日本の国民医療費は今年度40兆円。
この10年の間に、年間1兆円ずつ跳ね上がったのだから恐ろしい加速率です。

40兆円のうちの1割は、死ぬ間際の1ヶ月で使われる悲しい医療費だと知っていましたか。

そのうちの数%は、ひと月に1千万円以上の医療費を支払っている人たちです。

大金を払えば良い医療が受けられて、貧しい人より有利かというとそうではなく、
貧富の差なく「健康意識のない食」と、それらを生む環境が原因で病気になっていることが
見て取れます。

病気になってから、治らない治療のために大金を使うのは虚しいことだし、
なにより、このままでは10年後には国民保険が破綻し、

中流以下の家庭はアメリカのように、病院に滅多に掛かれなくなるだろうというのが
多くのお医者さんの予想です。 恐ろしいですけど。

これを食い止めるため、国や自治体は健康意識の向上とセルフケアを提唱し、
世界では統合医療の導入を進めています。

医食同源とは、よく言ったものです。

CIMG3264 (640x427)
今年は母が帯状疱疹を患って大変でしたが、
道南福祉ねっとの障がい者さんたち、函館や森近郊のお母さんたちが
手伝ってくれて本当に助かりました。 みなさん、本当にありがとう。

大豆ほかの豆類は、これから手選別を開始いたします。

 いつもきてくださってありがとう。ランキングに参加中です。
↓どれかポチッと押して頂けると自然農法の宣伝ができ、励みになります。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 自然農・自然農法へ


にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ

テーマ:自然栽培
ジャンル:グルメ

自然栽培 豆の選別

平成27年11月25日 更新

ずいぶんご無沙汰しています。

例年よりずっと早い着雪に、北海道民は大慌てです。
まだ畑の冬じまいも出来ていないのに。 (うちだけ?)

収穫・脱穀の済んだ豆類は、選別作業がはじまりました。
今日は私の大好きな、とらまめさん。

なんてラブリーな模様とフォルムでしょう。(←まめフェチ)
栗のような甘い風味、かわいらしさ。農園のイチオシ農産物です。
CIMG3248 (360x240)
まめフェチなので、写真をつい撮りすぎてしまいました。
サボっているとビスコちゃんに怒られます。

CIMG3224 (360x240)
手収穫、手脱穀なので、まめ殻や他品種が混ざった状態のとらまめ。

中には、サヤの中でカビが生えてしまった固い石まめや、
CIMG3233 (360x240) 

成長不良で乾燥した固いシワまめが混じっているので、
これらを選んではじきます。
CIMG3235 (360x240)

手動の木製脱穀機を使うので、
たまに紫花まめやインゲンも混じってる。
CIMG3244 (360x240)
天目茶碗みたいな、宇宙を思わせる模様。これも、とても美味です。

肥料も水もやらない無肥料栽培なのに、よく太るものです。
豆科の植物は、自分で窒素を作って吸収する力がある、たくましい生き物なのです。
CIMG3241 (360x240)
二色あるけど、どっちもカワイイ。

CIMG3239 (360x240)

白瀬農園ネットショップは、お手数ですが
http://shirasenouen.cart.fc2.com/ をご検索くださいませ。

 いつもきてくださってありがとう。ランキングに参加中です。
↓どれかポチッと押して頂けると自然農法の宣伝ができ、励みになります。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 自然農・自然農法へ


にほんブログ村 環境ブログ 有機・オーガニックへ


テーマ:自然栽培
ジャンル:グルメ

ニューカントリー2月号

平成27年 1月29日 更新

北海道の農業専門誌・ニューカントリー2月号。
編集部から届きました。

北海道の農業の特色は規模の大きさと寒さ、
作付けが広範囲で大量にカブりやすい点だと思うのですが、

こちらの雑誌では大規模農業で生き残るための栽培技術、
経営の成功例、各農業賞受賞者の実態などが中心で、

内地(本州)の農家さんの実用豆知識が多い某有名農業誌とは
ちょっと違う特色を持ってます。

CIMG2658 (480x640)           CIMG2660 (480x640) 
↑表紙には農業関連の美女が載る。   ↑クリックで拡大できます。
今月はふらののスイーツレンジャーさん。 農園のお母さんと食楽会の喜田さん。              

CIMG2659 (270x360)
著作権とかがあるので、大きく載せられないのですが、
農園のレシピページです。

いい経験をさせていただきました。
皆さん、ありがとうございました。

 いつもきてくださってありがとう。ランキングに参加中です。
↓どれかポチッと押して頂けると自然農法の宣伝ができ、励みになります。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 自然農・自然農法へ

テーマ:日々のできごと
ジャンル:ライフ

自然農法産大豆

平成26年 12月7日更新

日頃の格別のお引き立てを感謝申し上げます。
平成26年度産、無肥料自然農法産大豆の販売を開始いたしました。

今年も昨年に続き、夏の曇天と秋の雨天が多かったため、収量はやや少なかったものの、
味わい深く、甘くて香ばしいお豆さんたちが収穫できました。

品種は固定種『つるむすめ』。
木製脱穀機で殻を取り、手作業で一粒ずつ選別したお品です。

お問い合わせ、お求めは右側のメールフォーム、
および白瀬農園ネットショップにてお待ちしております。

今日は、自然栽培と有機栽培の作物の安全性について
数値で比べてみます。

CIMG2568 (360x270)

無肥料・自然栽培と有機栽培(オーガニック)とのお値段の違いは、
動物性肥料の使用の有無をはじめとした栽培方法の違いによります。

有機栽培では、
在圃(栽培)期間が長いもの、大きな実をつけるなど栄養を多く必要とするものには
即効・遅効性のある各動物糞肥料を大量投入し、雑草除去等の作業は機械化することで
畑を大規模化し、収量をあげることができるので単価は比較的抑えることができますが、

動物性肥料に含まれる飼料中の各種の残存薬品と、
摂取したあと体内でニトロソアミンなどの発ガン物質に変わる、
ヘモグロビンと結びつき乳児の急性窒息死などの症状を起こす
硝酸態チッソ分が多く含まれることが近年は問題視されています。

危険性の高い硝酸態チッソに関して、EUでは出荷制限数値が設定され、
生鮮ほうれん草ならば2500~3000ppm以内等と品目ごとに決められていますが、

日本では栽培管理の目安としての数値はあるものの、
食物の安全基準の設定はいまだになく、
有機栽培のものでも基準の三倍超のものが販売されているのも
珍しくありませんし、

栽培法は問わず国産ほうれん草をランダムに検査した
農林水産省調査では最大値9200ppmとの記載があります。
注:市販の硝酸イオンメーターの同成分の測定限度はメーカーにもよりますが
9900ppm(作物体専用器)というものが多いです。

対して、無肥料・自然農法の作物は、圃場や品目のもともとの保有量、
農家さんにもよりますが、私の知る限りではEU基準値内。
具体的には0からEU基準値の数分の一程度。
(高濃度の化学肥料や動物肥料を使わないので、当然なのですが)

※EUの設定基準、国内食品中の硝酸態チッソ等は農林水産省のまとめた
pdf資料はこちら
高濃度硝酸態チッソの輸入牧草を食べ、反芻中に死んだ牛が何頭いるかなども
記載され、興味深い内容です。

栽培期間の長いわりに窒素をあまり必要としない大豆類は、
自然農法に適した作物で、米の後作などになさる農家さんも多いのですが、

日本は市場での買い取り価格が安く、補助金交付が定着すると
業者はさらに買値を下げる傾向があり、値崩れもおきやすいようです。

結果として、農家さんは大豆をやめて割りのよい作物に乗り換え、
遺伝子組み換えや殺虫剤に無頓着なアメリカ・カナダなどからの輸入が
九割にもなってしまったのでしょうね。

家族の安全な食卓、農家さん、和食の伝統文化と、
どれも守られる基準をもった政治をしてほしいと願っています。


CIMG2591.jpg
↑シュークリーム、相当食べたかったらしく、
袋をかぶってスーハーしていたチビちゃん。

 
 いつもきてくださってありがとう。ランキングに参加中です。
↓どれかポチッと押して頂けると自然農法の宣伝ができ、励みになります。


にほんブログ村 花・園芸ブログ 自然農・自然農法へ

テーマ:食品・食べ物・食生活
ジャンル:ライフ

いらっしゃいませ♪

白瀬農園

ひよこまめ

Author:ひよこまめ
北海道の森の奥で、自然栽培(無肥料栽培)
の野菜を生産。

現在、日本初で唯一、化学物質過敏症(MCS)
レベル15までの完全個別対応・栽培相談の
できる自然栽培野菜専門店を運営。

レベル15は
「自然栽培であっても栽培暦が浅いと不可。
=一般的な自然栽培野菜セットが食べられず、
大気汚染度で岩塩も選ばなくてはならない」
ことを目安とする当園規定の表記です。

食べる人の健康と笑顔を願って野菜を育て、
町認定食育ボランティアのお母さんたちや、
自治体福祉施設の皆さんとともに食育、
自然栽培拡大のための農活をしています。

第19回環境保全型農業コンクール、有機農業
分野・最優秀賞受賞。農林水産省生産局長賞。
日本野菜ソムリエ協会野菜サミット二つ星受賞。

お問い合わせ

ご質問は、お気軽にメールでお寄せください。 (Yahoo、Gmail等のメールサービスを お使いの方は、メールが届かないことがあります ので、コメント欄からお願い致します) 自然栽培の野菜をお求めの場合は、お手数ですが、 「白瀬農園ネットショップ」 http://shirasenouen.cart.fc2.com/ を検索くださいませ。

名前:
メール:
件名:
本文:

ご案内

ランキング

コメント ありがとう('-'*)

※読者様の安全の為、リンクを張った勧誘コメント類は削除させていただいております。昼は農業・夜にパソコン業務をするため、お返事が遅くなります。ゴメンネ。

検索フォーム